MENU

YellowKorner

News & Event

YELLOWKORNER Presents「ビジネスパーソンのためのビジネス視点のアート入門」セミナーを4回シリーズで開催

YellowKornerでは、「ビジネスパーソンのためのビジネス視点のアート入門」セミナーを7月20日(水)より4回シリーズで開催いたします。

世界的な企業が大規模なアートイベントを世界巡回させたり、銀行を筆頭とする金融機関や高級車ブランドが世界のアートフェアの特別協賛を競ったりする時代。その目的は社会貢献的視点とは異なります。一流と言われる世界企業の多くはアートコレクションを保有し、ハーバードビジネススクール空間には、アートがあふれています。もはや、世界では、アートはビジネスであり、ビジネスパーソンにとって必須科目のようです。
今回のセミナーでは、ビジネス視点のアートセミナー入門編として、アートについてビジネス視点で書かれた著作を持つ4人の識者から、その経験に基づいたお話をしていただきます。

各著作がテキストになるセミナーではありませんが、お読みになって参加いただくと、より理解が進みます。
なお、会場はYellowKornerアンテナショップ丸の内店。アートを学ぶにふさわしい空間で、皆さまのご参加をお待ちしております。

【イベント概要】
<「ビジネスパーソンのためのビジネス視点のアート入門」セミナー>
開催日:7月20日(水)、27日(水)、8月3日(水)、10日(水) 全4回 19:30-20:30、19:00開場
登壇者:石坂泰章/宮津大輔/山本豊津/三潴末雄
参加費:1,000円(税抜)※イベント当日に店頭にてお支払いください。 
定員:各回先着30名 
開催場所:YellowKorner アンテナショップ丸の内 2F
住所:東京都千代田区丸の内2-5-2 [MAP] / tel. 03-5221-0507
主催:株式会社イエローコーナージャパン

【参加お申込み】
※定員に達しましたため、申込み受付を終了致しました。

登壇者 左から:石坂泰章/宮津大輔/山本豊津/三潴末雄(撮影:野口博)/

< 第1回 7月20日(水) 世界マーケットとしての「アート」>
「巨大アートビジネスの裏側 誰がムンクの叫びを96億円で落札したのか」
石坂泰章(株式会社AKI ISHIZAKA)

アートは肉食系「ビジネス」。オークション会社は、マドンナ、ディカプリオ、ビル・ゲイツ……100億円の絵画を購入できる大富豪リストを抱え、そのニーズと時代に合う作品を求め続けます。作品取得のビジネスチャンスは「3D」=death(死)、divorce(離婚)、debt(負債)。2012年、ムンクの「叫び」が当時の史上最高落札価格を更新しました。息詰まる一騎打ちの心理戦をはじめ、華やかなオークションの裏の裏まで知りぬいた石坂氏に、オークションの実態だけでなく、新興国が台頭し巨大化する世界のアートマーケット、さらに、その中で遅れをとってしまった日本への提言をお話いただきます。
※定員に達しましたため、申込み受付を終了致しました。

<石坂泰章 いしざか やすあき> 幼少期を、日米英独で過ごし、1980年~1987年三菱商事勤務。1987年に20世紀美術の画廊を立ち上げ、国公立美術館にクールベからリヒターまで幅広い名作を収め、現代美術の企業コレクションを推進。2005年~2014年は、オークション世界最大手・サザビーズの日本法人・サザビーズジャパン代表取締役として、数々の大型取引を手掛ける。現在は、AKI ISHIZAKA代表取締役、東京芸術大学非常勤講師。アート業界30年の経験を活かし、美術館、個人、企業にコレクション形成、展覧会企画を中心にアドバイスしている。著書に、「サザビーズー豊かさを幸せに変えるアートな仕事術」(講談社)「巨大アートビジネスの裏側 誰がムンクの叫びを96億円で落札したのか」(文春新書)がある。

< 第2回 7月27日(水) ビジネスとしての「アート」>
「現代アート経済学 -元丸の内のビジネスマンから見たビジネスとしてのアート-」
宮津大輔(アートコレクター)

サラリーマンとしてコレクションをはじめてから20年以上。グローバル・パトロン・カウンシル・メンバー、文化庁委員、美大教授を務める宮津氏ですが、今でも都内の企業に勤務しています。そうした宮津氏の著書には、たくさんの数字が出てきます。今回のセミナーでも、アートが経済や政治、社会と密接に関係しているという例、作品価格高騰の仕組み、地方アートフェスの収支、多額の予算を芸術分野に割き、対外発信事業に力を入れている世界の国々と後れを取る日本について、そしてもちろん、自らのアートコレクションが世界レベルで認識される理由もお話いただきます。
※定員に達しましたため、申込み受付を終了致しました。

<宮津大輔 みやつ だいすけ> 1994年以来、都内の企業に勤めながら、アートコレクションを継続。今では、アーティストと共同で建設した自宅が、ソウル・デリム現代美術館や国内外メディアで広く紹介され、2011年 7~9月には、MOCA TAIPEI(台湾)で全館を使った宮津コレクション展が開催されるに至った。現在も都内の企業で勤務する傍ら、京都造形芸術大学客員教授、文化庁「現代美術の海外発信に関する検討会議」委員、「優れた現代美術の海外発信促進事業」審査員、「羽田オリンピック・パラリンピックレガシー推進タスクフォース」委員等を歴任。著書に「現代アート経済学」(光文社新書)「現代アートを買おう!」(集英社新書)中国語、台湾語、韓国語版あり。「巨大化する現代アートビジネス」では、解説を記している。

< 第3回 8月3日(水) 地方活性化のための「アート」 >
「アートは資本主義の行方を予言する 」 山本豊津(東京画廊代表取締役)

「『資本主義の終焉』を読み解くヒントが、現代アートにここまで隠されていたとは驚きだ! 」…山本氏の著書への経済学者・水野和夫氏の言葉です。なぜアートに数百億円もの値がつくのか…このアートの「価値」と「価格」の関係に現代資本主義の本質が隠され、覇権を取った国が彼らの文化と芸術で周辺に感化をもたらそうとする歴史を説き、アートには、神やイデオロギーにとって代わるコミュニケーションの力があると論じます。今回は、世界のアート市場から外れた日本の芸術、文化政策への提言に至るまで、画商としてマーケットの間に立ち続けた経験をもとに示唆に富んだお話をしていただきます。
※定員に達しましたため、申込み受付を終了致しました。

<山本豊津 やまもと ほづ> 日本で最初の現代美術の企画画廊「東京画廊」の創始者である山本孝氏の長男。議員秘書を経て、1981年より東京画廊に参画し、2000年より代表。世界中のアートフェアへの参加や、展覧会や都市計画のコンサルティングも務めるかたわら、日本の古典的表現の発掘や銀座の街づくり等、多くのプロジェクトを積極的に手がけている。その他、若手アーティストの育成や大学やセミナーでの講演等、アート活性化に幅広く貢献。全銀座会催事委員会委員。アートフェア東京シニアアドバイザー。日本現代美術商協会理事。武蔵野美術大学芸術文化学科特別講師。

< 第4回 8月10日(水) ギャラリーや美術館側から見た「アートビジネス」>
「アートにとって価値とは何か」 三潴末雄(ミヅマアートギャラリー エグゼクティブ・ディレクター)

海外では草間彌生、村上隆、奈良美智などを筆頭にした日本人アーティストが脚光を浴び、目の飛び出るような価格で作品が売り買いされているというが、その価値は何か?日本の現代美術の中心にいて、ジパング展等の展覧会をキュレーションし、会田誠、山口晃、O JUN、鴻池朋子、天明屋尚、宮永愛子など注目すべき作家を輩出させた三潴氏の試行錯誤と実績とともに、アーティストはどのように評価され、作品が売買され、マーケットで成長していくのか、日本人がどのようにすれば日本のアートを世界に認めさせることができるのか、そして、いったいアートの価値とは何なのかをお話しいただきます。
※定員に達しましたため、申込み受付を終了致しました。

<三潴末雄 みづま すえお> 1980年代からギャラリー活動を開始、1994年ミヅマアートギャラリーを青山に開廊(現在は市谷田町)。2000年から、世界のアートフェアに積極的に参加するとともに、NY、ロンドン、香港、台北などで展覧会を多数企画。国内でも、東京、大阪、京都、新潟、高崎、八戸、秋田でジパング展を開催。アジアでのさらなる発展のため、2008年に北京にMizuma & One Gallery、2012年にシンガポールにMizuma Galleryを開廊。日本、アジアの若手作家を中心にその育成、発掘、紹介をし続け、これまでに会田誠、山口晃、O JUN、宮永愛子などの作家を輩出。著書に「アートにとって価値とは何か」(幻冬舎)、「MIZUMA 手の国の鬼才たち」(求龍堂)。

News & Event一覧へ戻る